最終更新日:2018年8月2日
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2018.08.02 No.955
■EUのネオニコ規制は不十分 園芸用殺虫剤や園芸植物の規制が必要 英国の研究で明らかに
visit-bee-UK.jpg / Flickr
花にやってきたミツバチ(サセックス・プレーリー・ガーデン) / Sue Cro / Flickr

 サセックス大学の研究チームはこのほど、2013年のEUのネオニコチノイド系3農薬の禁止にもかかわらず、依然として都市郊外のハチはネオニコチノイド系農薬の影響を受け、目的としたハチの保護に失敗しているとするの研究結果をEnvironmental Science Technologyに発表した。

 EUは2013年、3種類のネオニコチノイド系農薬(イミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジン)の屋外使用を禁止した。英国では一時、ナタネ栽培に限定した緊急使用が認められていたが、この禁止により農地での曝露は減少したという。サセックス大学の研究では、市販の園芸植物の70%にネオニコチノイド系農薬の痕跡が見つかったとしている。研究チームの分析によれば、規制を受けない家庭用などのネオニコチノイド系ベースの園芸用殺虫剤や、ネオニコチノイド系農薬を使用した園芸植物などにより、ハチは依然としてネオニコ系農薬の影響を受けているという。

 農地での禁止以降、マルハナバチのコロニーから採種された花蜜からは、規制外のチアクロプリドが2103年から15年にかけて大幅に増加しているという。そして、依然として禁止対象のイミダクロプリドの汚染も続いているという。研究者は、こうした汚染の原因の一つにペットのノミ取り剤があるとみているという。

 禁止以降も引き続くネオニコチノイド系農薬による汚染や曝露に対しては、農業用の禁止ばかりでなく、ネオニコチノイド系農薬ベースの園芸用殺虫剤の販売禁止が必要だという。園芸家に農薬は不要だとも断じている。そして、英国のEU離脱後もネオニコチノイド禁止の継続が必要だとしている。

 ・Environmental Science Technology, 2018-7-28  ・University of Sussex, 2018-7-24

 英国は昨年11月、ミツバチなどへの悪影響を明らかにした研究結果を考慮して方針転換し、EUのネオニコチノイド系農薬の包括的な禁止に賛成することを明らかにした。今年4月のEU委員会の加盟国投票では、ネオニコチノイド系農薬の屋外使用禁止に賛成票を投じ、EUの禁止決定に大きな役割を演じた。

 英国でも一部で、園芸植物のネオニコ・フリーが始まっている。英国で300余りの店舗を展開するホームセンターのB&Qは昨年、18年2月より販売する園芸植物をネオニコ・フリーとする方針を明らかにした。B&Qは、ラベンダーだけでも年間100万本以上を販売する大手小売で、販売する園芸植物の一部は、すでに農薬フリーだったという。

(参考)
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