最終更新日:2018年10月23日
2018年
2018年10月
最近の記事
2022.12.29 No.1152
2022.12.25 No.1151
2022.11.30 No.1150
2018年10月の記事
2018.10.23 No.972
2018.10.08 No.971
2018.10.07 No.970
2018.10.06 No.969
2018年9月の記事
2018.09.19 No.968
2018.09.01 No.967
2018年8月の記事
2018.08.31 No.965
2018.08.22 No.963
2018.08.17 No.962
2018.08.16 No.961
2018.08.12 No.960
2018.08.11 No.959
2018.08.08 No.958
2018.08.06 No.957
2018.08.04 No.956
2018.08.02 No.955
2018.08.01 No.954
2018年10月
2018.10.23 No.972
■カリフォルニア州地裁 懲罰的賠償金を減額するもモンサントの主張を認めず
モンサントの象徴ラウンドアップ / Mike Mozart / Flickr
米国カリフォルニア州地裁は10月23日、ラウンドアップ散布で非ホジキンリンパ腫を発症したとして約3億ドルの賠償を命じた8月の判決に関し、モンサントが懲罰的賠償金の取消を求めた裁判で、モンサントの主張を棄却したものの7千8百万ドルに減額する判決を下した。判決では損害賠償額は維持したまま、懲罰的損害賠償額を損害賠償額3千9百万ドルと同額に減額した。ロイターによれば、モンサントを買収し裁判を引き継いだバイエルは声明を発表し控訴すると明言しているという。
この8月10日のモンサントの責任を認めた地裁判決は、原告のジョンソンさんに対する損害賠償を3千9百万ドル、懲罰的損害賠償を2億5千万ドルとしていた。モンサントは懲罰的損害賠償の取消を求める申し立てを行っていたが、カリフォルニア州地裁はこの日の判決で、モンサントの申し立てを却下するとともに、同州の法律に基づき懲罰的損害賠償を損害賠償と同額とする判決を下した。合わせて、ジョンソンさん側が減額を受け入れないのであれば、新たな裁判を起こすように命じたという。
弁護団は、「懲罰的賠償の減額は受け入れられない」として「選択肢を検討する」としているという。その一方で、判決がモンサントの主張を認めなかったことは「勝利だ」と評価しているという。弁護団の声明も、23日18時現在、サイトには公開されていない。
・Reuters, 2018-10-23 ・Guardian, 2018-10-23 ・Baum Hedlund【関連記事】
カテゴリー
よく読まれている記事
- ネオニコ系国内出荷量 21年度3.8%増 第二世代は63%増
- 有機農業は排外主義に与しない 参政党に反対する農民と市民が声明
- 冊子『スルホキサフロル 新しいネオニコチノイド系農薬』刊行のお知らせ
- ネオニコ系イミダクロプリド 自閉スペクトラム症様の視知覚障害を引き起こす
- 厚労省:グリホサートの残留基準値を大幅緩和を告示
- メキシコ GMトウモロコシ栽培を禁止 24年までに輸入も段階的に禁止
- 東アジアは農薬のホットスポット 日本はトップ5
- 農薬再評価 ネオニコとグリホサートなど優先14品目を告示
- 米国産ジャガイモ 輸入規制緩和 ポストハーベストも認める
- 輸入小麦の残留グリホサート 豪州産の検出率急増