最終更新日:2019年4月13日
2019年
 07年 08年 09年 10年 11年
 12年 13年 14年 15年 16年
 17年 18年 19年

2019年4月
123456
78910111213
1415 1617181920
21222324252627
28293031
最近の記事
2022.12.29 No.1152
2022.12.25 No.1151
2022.11.30 No.1150
2019年4月の記事
2019.04.15 No.977
2019.04.14 No.976
2019.04.13 No.975
2018年12月の記事
2018.12.22 No.974
2018年11月の記事
2018.11.28 No.973
2019年4月

2019.04.13 No.975
■カナダ:ネオニコ系農薬の規制を強化
 2021年から施行
Bee-on-geranium.jpg / Flickr
ゼラニウムの花へやってきたミツバチ / Rob Mitchell / Flickr

 カナダ保健省は4月11日、ミツバチなどの保護のためにネオニコチノイド系農薬のクロチアニジンとイミダクロプリド、チアメトキサムについて、一部を除き2021年より規制を強化すると発表した。クロチアニジンについては、住宅地などでの散布が禁止され、イミダクロプリドとチアメトキサムでは観賞用植物への使用が禁止されるなど、非農業目的の使用が禁止される。カナダ保健省は、一昨年より規制強化の方針を明らかにし、規制案を示していた。

 これら3種類のネオニコ系農薬に関する規制の強化は、2018年9月から5種類のネオニコ系農薬の全面的に禁止しているフランスや、昨年12月からイミダクロプリドなど3種類のネオニコ系の屋外使用を禁止したEUに続くもの。

 公表された規制では、多くが葉面撒布に限定され、ナタネやダイズ、トウモロコシのような大規模栽培の遺伝子組み換え作物は除外されている。また大きな問題だと指摘されている種子処理は追加表示だけとなっている。カナダ・オンタリオ州は2015年より、トウモロコシとダイズについて種子処理の段階的な禁止を実施している。

 地元紙によれば、カナダ保健省は水生昆虫への影響について、これらのネオニコチノイド系農薬の屋外使用の段階的禁止にむけて検討中だと言う。カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)のカービー局長は、来年1月には3年から5年かけて段階的な屋外使用禁止が決定される予定だと述べたという。

 ・Health Canada, 2019-4-11  ・clothianidin  ・imidacloprid  ・thiamethoxam  ・The star, 2019-4-11
【関連記事】
カテゴリー
よく読まれている記事