最終更新日:2019年7月23日
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2019.07.23 No.990
■マレーシアの市民団体・NGO GMイネの屋外試験栽培に反対を表明
Rice_blast.jpg / Flickr
いもち病にかかったイネ / IRRI Photos / Flickr

 ペナン消費者協会などマレーシアの54の市民団体やNGOは7月22日、マレーシア農業研究開発研究所(MARDI)が開発したグリホサート耐性で、いもち病・白葉枯病抵抗性の遺伝子組み換えイネMR219の屋外試験栽培に反対する声明を発表した。この遺伝子組み換えイネには、日本の農研機構が「発見」し、昨年もつくば市の屋外隔離圃場で試験栽培を行っている遺伝子組み換え複合病害抵抗性イネ(WRKY45遺伝子発現イネ)と同じ発現因子が組み込まれているようだ。

 マレーシアバイオセーフティ委員会(LBK)の公開文書によれば、詳細は明らかにしていないものの、この遺伝子組み換えイネMR219には、グリホサート耐性遺伝子(CP4-EPSPS)とともに、日本の農研機構が「発見」した複合病害抵抗性因子(WRKY45)を組み込んでいるとしている。農研機構は2007年、このWRKY45にかかる技術について国内と同時に国際特許出願している。

 この遺伝子組み換えイネMR219が承認された場合、タイトの国境に近いマレーシア最北部に位置するプルリス州タンブントゥラン地区にあるマレーシア農業研究開発研究所(MARDI)のアラウ施設の隔離圃場で実施される予定だという。

 反対声明は、屋外隔離圃場での試験栽培が実施された場合、問題の遺伝子による一般のイネへの遺伝子汚染やグリホサートの健康影響、食料安全保障への危険性などについて懸念している。同時に、将来的な商業栽培への懸念も表明している。

 NGOなどが懸念する、外部への流出による遺伝子汚染が起きた場合、タイ国境まであまり距離がなく、タイへの汚染拡散も懸念される。

 ・Consumers Association of Penang, 2019-7-23  ・National Biosafety Board (LBK)  ・農研機構

 これまでにも遺伝子組み換えイネの遺伝子汚染が起きている。2006年に米国で、バイエル社の未承認遺伝子組み換えイネ(LLRice601)による汚染が発覚している。このGM汚染は、1998年から2001年に同社の試験圃場で栽培試験が行われた遺伝子組み換えイネが流出し、非GMイネを汚染したもの。バイエルは高額の賠償を支払っている。また中国の害虫抵抗性イネによる遺伝子汚染は、欧米のみならず日本でも、たびたび中国製ビーフンなどから見つかり製品が回収されている。

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