最終更新日:2019年11月28日
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■メキシコ:予防原則でグリホサート輸入をストップ
メキシコのトウモロコシ畑 / CIMMYT / Flickr
メキシコ環境・天然資源省は11月25日、予防原則に基づきグリホサート1千トンの輸入を拒否したとの声明を発表した。同省は、グリホサートがヒトの健康および環境に有害である可能性があることを示す科学的証拠があり予防原則を適用して輸入許可を拒否したとしている。
トレド環境・天然資源相は、生物多様性への潜在的な影響があり、環境法を優先するいう。グリホサートも花粉媒介者に致死的影響を与えると指摘している。
今回の声明は1千トンの輸入ストップだけであり、今後、どのような規制が実施されるかははっきりしない。
・Gobierno de Mexico, 2019-11-25 ・Ring of Fire, 2019-11-26ブルームバーグによれば、グリホサートの製造企業のバイエルは、声明でメキシコを批判し、メキシコの農家は雑草との闘いで「重大な混乱」に直面するだろうと警告したという。米国政府の反応はまだ出ていないようだ。
・Bloomberg, 2019-11-29これまでにオーストリアが来年からのグリホサート禁止を国会で可決したほか、ベトナムなどが使用禁止を打ち出していた。また、ドイツやフランスも、グリホサート禁止の方針を明らかにしている。
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