最終更新日:2019年12月2日
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■厚労省 疫病抵抗性GMジャガイモを承認
potato_french_fries.jpg / Flickr
フレンチフライ。ジャガイモを油で揚げる時にアクリルアミドが作られる / Marco Verch / Flickr

 厚労省は11月12日、米国・シンプロット社が開発した疫病抵抗性・アクリルアミド低減遺伝子組み換えジャガイモを食品として承認した。このGMジャガイモは、10月1日に食品安全委員会が「ヒトの健康を損なうおそれはない」とする健康影響評価を決定していた。厚労省は同日、BASFの除草剤グルホシネート耐性及び雄性不稔セイヨウナタネMS11についても承認した。

 日本では2017年7月、シンプロット社の第一世代のアクリルアミド低減・打撲黒斑低減遺伝子組み換えジャガイモが食品として承認されている。今回承認された遺伝子組み換えジャガイモは、疫病抵抗性を加えたもので第二世代となる。

 ・厚労省, 2019-11-12  ・食品安全委員会, 2019-10-1

 この遺伝子組み換えジャガイモは、従来の栽培ジャガイモにない3つの特性を付加しているという。その一つは、野生のジャガイモ由来の疫病抵抗性遺伝子で、疫病耐病性を付加したとしている。また、遺伝子サイレイシングにより高温加熱加工時におけるアクリルアミド生成量を低減するとともに打撲による黒斑形成が低減するようになっているとしている。導入遺伝子の組み込みにはアグロバクテリウムを使用したという。米国の食品安全センター(Center for Food Safty)などは、遺伝子サイレイシングは、その影響がはっきりと分かっているわけではなく問題だと指摘している。

 この遺伝子組み換えジャガイモは、加熱時の低アクリルアミドが売り物でフライドポテト向きだというが、米国ではマクドナルドなど多くの外食産業が使用しないと宣言している。日本消費者連盟によれば、同連盟の質問状に、日本の外食大手もココスとロッテリア以外は使用予定はないと明言しているという。使わないことを明言している外食を選択したほうがよいだろう。

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