最終更新日:2019年11月28日
2019年

2019年11月
2019年11月の記事
2019.11.28 No.1022
2019.11.01 No.1021
2019年10月の記事
2019.10.30 No.1020
2019.10.24 No.1018
2019.10.23 No.1017
2019.10.20 No.1016
2019.10.19 No.1015
2019.10.16 No.1013
2019.10.14 No.1012
2019.10.09 No.1011
2019年11月
2019.11.28 No.1022
■タイ:グリホサート禁止が失速 米国と農薬業界が圧力 農民も反対

タイの農村 / Kahunapule Michael Johnson / Flickr
タイ国家有害物質委員会は11月27日、12月1日から施行予定のグリホサートの禁止を解除し、パラコート、クロルピリホスの禁止を20年6月1日まで延期すると決定した。この禁止解除の決定は、タイ国内の農民や流通業者の反対に加え、米国の経済報復と国際的な農薬企業による圧力に屈した形だ。今回のタイの決定についてブルームバーグは27日、「タイは、農家、米国政府、農薬企業のロビイストから圧力を受け、3農薬を禁止を撤回した」と報じた。
■メキシコ:予防原則でグリホサート輸入をストップ

メキシコのトウモロコシ畑 / CIMMYT / Flickr
メキシコ環境・天然資源省は11月25日、予防原則に基づきグリホサート1千トンの輸入を拒否したとの声明を発表した。同省は、グリホサートがヒトの健康および環境に有害である可能性があることを示す科学的証拠があり予防原則を適用して輸入許可を拒否したとしている。
2019.11.01 No.1021
■ネオニコが漁業にも影響 エサの水生生物が激減しウナギも激減

ウナギを捕食するアオサギ。食物網ではエサとなるプランクトンの減少は魚類を減少させ、鳥類にも影響する / Stephen Gidley / Flickr
産総研などの研究グループは11月1日、ネオニコチノイド系農薬系農薬の一つイミダクロプリドが使われ始めたのと時期を同じくして宍道湖(島根県)のウナギ、シラウオ、ワカサギの漁獲量が激減している状況があり、これらの餌となる水生生物を殺し、間接的にウナギやワカサギを激減させていた可能性を指摘した研究結果をサイエンス誌(米国)に発表した。これはネオニコチノイド系農薬の使用が漁業に与える影響を明らかにした、世界で初めての研究だという。
カテゴリー
よく読まれている記事
- グリホサートに環境ホルモン作用 妊娠中の暴露が多いほど生まれた女児に影響
- 輸入小麦 米国・カナダ産のほとんどからグリホサートを検出
- 東アジアは農薬のホットスポット 日本はトップ5
- イタリアのパスタメーカー グリホサート懸念からカナダ産小麦の輸入を削減
- 農薬使用量減少もリスクは増加 ネオニコが大きな要因
- 米国:残留農薬はイチゴがトップ
- 住友化学 米種子から販売まで 直播でクボタと共同研究 始まっている企業による農業「囲い込み」
- 神経伝達を遮断 新しいネオニコ系殺虫剤フルピリミン
- グリホサート製剤の補助剤でマルハナバチの死亡率に大きな差 補助剤の評価が必要
- グリホサート販売中止のダイソー 代替品は酢酸系とグルホシネート