最終更新日:2020年5月1日
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■ルクセンブルグとフィジー 20年末にグリホサート禁止

除草剤を散布する / Bill Meier / Flickr
グリホサート禁止に向けて動いていたタイとオーストリアは昨年、相次いで禁止を撤回する事態に追い込まれた。一方で、ルクセンブルグとフィジーが今年末に禁止することが明らかになった。
2018年の連立合意により、段階的な自主的な使用中止を促すグリホサート削減政策を進めてきているルクセンブルグは今年12月末のグリホサート禁止を発表した。オーストリアのグリホサート禁止はとん挫したことから、EU初の禁止国と宣言している。ルクセンブルグは2030年までに農薬使用の50%削減を目標とし、中でも最も危険で最も使用されている「大物」の農薬は2025年までに30%削減を目指しているという。
農業・農村・ブドウ開発省は1月16日、EU諸国に先駆けて20年12月末でグリホサートの使用を完全に禁止するという声明を発表した。2月1日以降グリホサートを含む農薬の販売許可取り消され、使用期限は12月31日。
・Luxembourg, 2020-1-16Fuji Tmess は3月28日、フィジーにおけるグリホサート禁止は今年12月31日からだと報じた。フィジーのサトウキビ産業は、グリホサート禁止に向けて動いている。禁止を奇貨として、これを機にフィジーのサトウキビのフェアトレード認証を取得しようとしているという。フィジーのグリホサート禁止については、2月13日にFuji Sun(電子版)が7月1日より禁止と報じていた。
・Fuji Times, 2020-3-28 ・Fuji Sun, 2020-2-13フィジーはネオニコ系イミダクロプリドと除草剤のパラコートを20年1月より禁止した。イミダクロプリドは養蜂に影響することから、またパラコートは毒性が強く自殺にも使われることからだとしている。
・Fuji Sun, 2019-10-11【関連記事】
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