最終更新日:2020年10月4日
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2020.10.04 No.1078
■欧州で確認される除草剤耐性のトウモロコシの原種
teosinte.jpg / Flickr
トウモロコシの原種といわれるテオシント / Doug Knuth / Flickr

 フランス国立農業食品環境研究所(INRAE)などの研究グループはこのほど、スペインとフランスで雑草として定着している、トウモロコシの原種と考えられているテオシントに除草剤耐性遺伝子を確認したと米国科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。

 テオシントは、最近、欧州のトウモロコシ畑で侵略的な雑草として出現しているという。フランスとスペインのテオシントは、メキシコのテオシントとは遺伝子レベルで違いがみられ、トウモロコシの開花期調整遺伝子と、除草剤耐性遺伝子の導入を確認したとしている。欧州の除草剤耐性遺伝子組み換えトウモロコシ栽培は、最盛期よりも減少したとはいえ、スペインでは現在でも約10万ヘクタールで栽培が続いている。

 論文は「世界貿易は生物学的侵略を著しく加速させた」と指摘しているが、何らかの貨物について欧州に持ち込まれたトウモロコシの近縁種であるテオシントが、遺伝子組み換えトウモロコシの花粉で交雑し、除草剤耐性遺伝子を獲得したと思われる。

 ・PNAS, 2020-9-28

 北米では、規制のない栽培を認めたことにより、遺伝子組み換えナタネや遺伝子組み換え芝が雑草化しているという。環境に放出された除草剤耐性遺伝子のような人為的な遺伝子は、交雑により拡散していき、取り返しのつかない状況に陥ることになる。テオシントが欧州に定着する上で除草剤耐性遺伝子を獲得は、この問題の一例だ。


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