最終更新日:2020年10月8日
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■遺伝子組み換えトウモロコシ栽培に乗り出したキューバ

キューバの都市農業を視察するビルサック米農務長官(2015年) / USDA / Flickr
キューバといえば有機農業というイメージが強いが、そのキューバが遺伝子組み換え作物栽培に乗り出している。キューバの遺伝子工学・バイオテクノロジーセンター(CIGB)は10月5日、キューバが独自に開発した遺伝子組み換えトウモロコシのパイロット栽培の結果、高収量だったと発表した。キューバは年間100万トンほどの飼料用トウモロコシを輸入しており、遺伝子組み換えトウモロコシ栽培で輸入量を減らそうとしているという。
キューバは今年、国内4か州で遺伝子組み換えトウモロコシのパイロット栽培を実施。そのうちの一つ、キューバ中部のサンクティ・スピリトゥス州のある協同組合での収穫が、ヘクタール当たり4.6から6トンに達したという。同州では今年、384ヘクタールで栽培されたという。この遺伝子組み換えトウモロコシは2021年、キューバ各地の8500ヘクタールで播種され、予想収穫量は3万8千トンだとしている。
科学技術環境省のレオネル・ディアス・カメロさんは、遺伝子工学・バイオテクノロジーセンター(CIGB)の遺伝子組み換えトウモロコシの収量は、最適な条件で1ヘクタールあたり最大9トンに達するだろうとしている。
この遺伝子組み換えトウモロコシのパイロット栽培はサンクティ・スピリタス州以外に、マタンサス州、ビジャ・クララ州、シエゴ・デ・アビラ州で実施されているという。
国際アグリバイオ事業団(ISAAA)のデータベースによれば、キューバは2011年、モンサントの除草剤耐性遺伝子組み換えトウモロコシNK603の栽培を承認している。今回のパイロット栽培の品種に関する詳細は明らかではない。
・Centro de Ingenieria Genetica y Biotecnologia, 2020-10-5
・ISAAA, 2020-10-7
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