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■米国・ボルチモア市議会 グリホサートとネオニコ使用規制法案を可決

米国で販売されているラウンドアップ / Mike Mozart / Flickr
米国メリーランド州ボルチモア市の市議会は5日、ネオニコチノイド系農薬と除草剤グリホサート、有機リン系殺虫剤クロルピリホスについて、ボルチモア市内での使用禁止を含む法案を可決した。市長の署名で成立し22年7月より施行される。米国では、地方自治体レベルでのネオニコチノイド系農薬やグリホサート系除草剤の使用規制が続いている。連邦レベルでも、民主党議員によるネオニコチノイド系農薬やグリホサート禁止法案が議会に提出されている。
可決された法案では、グリホサートとクロルピリホスは、当局が使用をやむを得ないと認めた場合以外は、ボルチモア市内での使用が全面的に禁止される。ネオニコチノイド系農薬への規制はグリホサートより緩いが、市有地での使用が原則禁止されるが、市有地での農業目的は除かれるとしている。法案ではまた、違反には250ドルの罰金が課せられるほか、農薬一般についても市当局に対して2年ごとの見直しを義務付けているという。
・CBC Baltimore, 2020-10-6 ・Baltimore City Council禁止法案可決に向けて運動してきた環境メリーランドは10月5日、この法案可決について歓迎する声明を発表し、市長が署名するよう求めている。声明は、「受粉媒介者はかつてない速さで死んでいます。これらの農薬を禁止することはミツバチや食料、そして地球を守るための重要な第一歩です」と述べている。
環境メリーランド代表のケイト・ブレイマンさんは、「私たちの生活をより便利にし、食糧生産をより効率的にするために考案された除草剤が、公衆衛生を危険にさらすことを許されるのはばかげている」とも指摘している。
・Environment Maryland, 2020-10-5カテゴリー
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