最終更新日:2020年10月10日
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■フランス グリホサート使用規制を強化 全面禁止はならず

アルザスのブドウ園 / bebopeloula / Flickr
フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月9日、新たな農業用のグリホサート使用規制を発表した。今回の規制強化は全面的な禁止ではなく、代替品ない場合を除き使用が制限され、使用量も規制される。ブドウ園と果樹園では、急傾斜地などの機械的除草が不可能な場合を除き、列間の使用が禁止されるという。
この規制強化は、フランスのグリホサート禁止へ向けた段階的削減の一環。代替品の問題から完全禁止には至らなかったが、今回の規制の結果、グリホサートの使用量はブドウ園で80%減、畑作や果樹園で60%減になるとしている。
・ANSES, 2020-10-9 ・Reuters, 2020-10-9フランスのマクロン大統領はこれまでに、2021年までのグリホサート禁止を約束していたが、農薬ロビーはもとより農家からの禁止への反発が強いという。今回の規制強化でも、全面禁止となならなかった。EUでは 22年末での登録期限を前にして、再審査の作業が始まっていて、バイエルなどは今年6月、再審査に向けた文書を提出したと発表している。
グリホサートの使用禁止はメキシコでも進められている。メキシコ環境天然資源省(SEMARNAT)は今年6月、2024年までの禁止に向けて、段階的な使用削減に取り組んでいると正式に発表している。
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