最終更新日:2020年12月31日
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2020.12.31 No.1097
■「コメと野菜でつながろう!」 再度の呼びかけ

 今年5月、コロナ禍で生活が厳しい人たちに炊き出しや食料支援を行っているの団体に対して、農家がコメや野菜を提供して、その送料を市民のカンパで賄おうという運動「コメと野菜でつながろう!」が立ち上がりました。この運動は、東京・山野日雇労働組合や移住連に、コメを2.3トン、野菜や肉を23回送ることができたそうです。そして、市民からの送料カンパは70万円に達したとそうです。

  この年末年始、各地で住まいを失ったり、困窮に直面している人たちに向けた相談会や炊き出しが行われています。ますます厳しくなっている状況に「コメと野菜でつながる百姓と市民の会」は再び、《コロナ危機によって、分断の世の中を作るので無く、一緒に分かち合える社会を作っていくことが出来ればと思う》と、コメや野菜の提供と送料カンパを呼び掛けています。

 コメなら1個口20キロ、野菜なら段ボール1箱、送料カンパは一口2000円以上で賛同者を募っています。コメや野菜を提供される場合は、事前に「コメと野菜でつながる百姓と市民の会」の事務局まで連絡してほしいとのことです。

 呼びかけ文より

《再呼びかけ》
  コメと野菜でつながろう! 2020年冬
    −この冬を乗り切るために−

 5月以降取り組んできたコメ・野菜の提供とカンパの取り組みを11月以降春まで継続すべく、再度皆さんに呼び掛けます。詳しくは本文後半に記します。

 「これで1年間食いっぱぐれは無いぞ」と安心するのは稲刈りが終わったときだ。米を作るようになって何回収穫を終えてもこの安心感は変わらない。

 収穫の秋を迎えて安心している農民がいる一方で、コロナ禍で人・物・金の動きが世界中で滞って、大きな不安をかかえながら暮らし、食うことにさえ苦労している人々がいる。

 コロナ禍が始まったこの春、農村では通常の暮らしが営まれていたが、都会で食えない人がいると聞き、ささやかながらなにか出来ないかと考えて、全国の農民に声を掛けた。多くの人たちが共感してくれて、米を2330Kg、野菜や肉も23回送ることが出来た。都会からはこの運動に賛同した人々から、送料カンパとして70万円集まった。

 農産物の送り先は、きょうと夜まわりの会、山谷日雇労働組合、荒川区で炊き出しなどをしているあじいる、外国から来た労働者を支援している移住連などだ。

 食べ物を作っている私たちが、コロナ禍で困っている人たちに、「コロナの危機を共に乗り越えよう」というメッセージを送れたのではないだろうか。

 コロナがまた暴れ始めている。東京その他大都市に加え北海道など、寒さが厳しくなっている地域での感染が増している。この冬を一緒に乗り越えるために、農産物を送る活動を再開しよう。

 コロナ危機によって、分断の世の中を作るので無く、一緒に分かち合える社会を作っていくことが出来ればと思う。

 コメなら一個口20キロ、野菜なら段ボール1箱、送料カンパは一口2000円以上とします。身の丈に合ったささやかな、小さな動きで、大きくしようとは考えていません。期間は11月下旬から3月頃までを目処にします。ぜひ、一緒に!

「コメと野菜でつながる百姓と市民の会」
世話人
石井恒司(三里塚の百姓)市村忠文(農民新聞)大野和興(農業記者) 笠原眞弓(国際有機農業映画祭運営委員会)川崎吉巳(置賜百姓交流会) 菅野芳秀(置賜の百姓) 纐纈美千世(日本消費者連盟) 近藤康男(TPPに反対する人々の運動) 天明伸浩(上越有機農業研究会/日本国際ボランティアセンター) 平野靖識(地球的課題の実験村) 西沢江美子(秩父雑穀自由学校) 松尾康範(アジア農民交流センター) 山下惣一(唐津の百姓) 吉岡照充(川崎の百姓)

事務局
大野和興(事務局総括・送り先対応)
天明伸浩(コメ担当)
近藤康男(会計担当)

連絡先
大野 korural@gmail.com
天明 valley@valley.ne.jp

≪お米・野菜の提供申込先≫
天明 valley@valley.ne.jp

≪送料カンパの振込先≫
金額は一口2000円以上何口でも。「TPPに反対する人々の運動」の「ゆうちょ銀行」口座へ。
・他の金融機関から振り込む場合
 店名〇五八 (読み方:ゼロゴハチ)
 店番058 普通預金7179253
 名義 ティ−ティ−ピ−ニハンタイスルヒトビトノウンドウ

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