最終更新日:2021年3月5日
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■インド 主要な輸入食用作物の非GM証明を施行
インド食品安全基準局(FSSAI)は2月8日、輸入食用作物の非遺伝子組み換え証明制度が3月1日より施行されると明らかにしたと地元紙が報じた。混入許容限度は1%だとしている。この証明制度は昨年8月、今年1月より施行と発表されていた。
インド食品安全基準局は昨年8月、米や小麦など主要な輸入食用作物24品目について、21年1月から輸出国の国家機関が発行した「非遺伝子組み換え作物」証明書を義務化する方針と発表していた。米、小麦、大豆、トウモロコシ、トマト、ナス、リンゴ、ジャガイモなどが対象とされていた。このインドの非遺伝子組み換え証明制度の導入に対して、米国、豪州、ブラジルなどが横やりを入れ、昨年11月からWTOで議論を開始している。遺伝子組み換え作物を栽培していないが混入許容度が5%の日本も懸念を表明していると報じられていた。
・Hindu Business Line, 2021-2-8 ・Hindu Business Line, 2020-8-24 ・Hindu Business Line, 2020-11-9 US, Australia, Brazil question India’s proposal for mandatory GM-free certification for food imports
インド向けリンゴ輸出が急減した米国
米国ワシントン州では、3月1日から非遺伝子組み換え証明制度が施行されたインド向けのリンゴ輸出が急減しているという。インドの新制度では、国家機関による証明を必要とする一方で、米国農務省が証明書を発行せず、米国からの輸出は事実上締め出されたという。多くの主要なりんご輸出国は、検疫当局間で非遺伝子組み換え文書に関する取り決めを交わしているが、米国農務省は証明書を発行していない。
米国ではすでに、オカナガン社が開発した、切り口が褐色に変色しない遺伝子組み換えリンゴが承認され、市場流通している。オカナガンのGMリンゴはカット加工されて販売されているという。このGMリンゴはカナダでも承認されているが、栽培農家は花粉による遺伝子汚染を懸念して栽培に反対している。
・Eurofruit, 2021-3-2【関連記事】
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