最終更新日:2022年5月21日
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2022年5月の記事
2022.05.21 No.1130
2022.05.19 No.1129
2022.05.12 No.1128
2022年5月

2022.05.21 No.1130
■EU スルホキサフロルの屋外使用を正式に禁止
bumblebee_cucumber.jpg / Flickr
キュウリの花に来たマルハナバチ / cygnus921 / Flickr

 4月7日にネオニコチノイド系農薬のスルホキサフロルの屋外使用禁止の方針を明らかにしていた欧州委員会は4月29日、正式に屋外使用を禁止するEU規則の改正を官報に掲載した。改正されたEU規則は5月20日より発効する。奇しくも5月20日は「世界ミツバチの日(World Bee Day)」。スルホキサフロルは、EUでは2015年に農薬として登録され、2018年に屋外使用が禁止されたイミダクロプリドなどに代わる低リスクの殺虫剤だとされ、使用が推奨されていた。しかし、そうした希望的な見方も、わずか7年で実質的に禁止されることとなった。


2022.05.19 No.1129
■ロシア ウクライナのジーンバンクを破壊 貴重な遺伝資源を失う
ukraine_wheat.jpg / Flickr
地平線まで拡がるウクライナの小麦畑 / Ilya / Flickr

 ウクライナに侵攻したロシア軍は先ごろ、ウクライナ東部のハルキウにあったウクライナ国立植物遺伝資源センター(NCPGRU)を砲撃し、保存されていた16万種に及ぶ植物遺伝資源を破壊した、と同センターのセルヒ・アブラメンコ博士が明らかにした。破壊された遺伝資源にはこの施設にしか保存されていないものも含まれていたという。


2022.05.12 No.1128
■EU グリホサート登録更新 結論を先送り 1年延期か
glyphosate-spraying.jpg / Flickr
大型機によるグリホサートの散布 / Chafer Machinery / Flickr

 欧州食品安全機関(EFSA)と欧州化学機関(ECHA)は5月10日、今年12月に登録期限を迎えるグリホサートの更新審査の結論が23年7月になると発表した。この遅延によりグリホサートの登録は暫定的に延長され、来年後半に決着する模様だ。国際農薬行動ネットワーク・欧州は11日の声明で「EFSAは、人々の健康と環境に対して容認できないリスクがあることを示す意見を迅速に出すのに十分な証拠を得た」と指摘し「欧州委員会は、アグリビジネスから離れ、市民と独立した科学者の意見に耳を傾けるべき時が来ている」と、先送りを批判し早急に結論を出すよう求めた。

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