最終更新日:2022年8月23日
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■スルホキサフロル 残留基準値大幅緩和
開花した小麦。小麦にもスルホキサフロルが適用拡大された
厚労省は8月10日付けで、ネオニコ系スルホキサフロルの残留基準値を大幅に緩和する施行通知を発出した。今回の改定では27品目が新たに追加設定され、139品目に残留基準値が設定された。このうち37品目の残留基準値が緩和された。
・厚労省, 2022-8-10今回の改定は、スルホキサフロルの適用拡大とインポートトレランス(IT)制度に基づく輸入農産物への残留基準値設定によるもので、139品目のうち合わせて37品目の残留基準値が緩和された。これまで残留基準値の設定がなく、0.01ppmが適用されていた27品目も実質的に緩和される。主な改定は、米が1ppmから2ppm(2倍)、小麦が0.2ppmから0.4ppm(2倍)イチゴが0.5ppmから4ppm(8倍)、ホウレンソウが6ppmから20ppmなどである。
厚労省の農薬・動物用医薬品部会は昨年12月、スルホキサフロルの残留基準値について大幅に緩和する改正案を取りまとめていた。答申を受けた厚労省は5月、意見公募を実施していた。
この改定に合わせ、農水省は8月10日、9種類のスルホキサフロル剤で12種類の適用作物を追加し、4種類の作物について変更した。
・農水省, 2022-8-10【関連記事】
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